・著者:須藤与志
・出版社:悠雲舎
・ISBNコード:9784904192610
本書は、宮沢賢治の四作品をとりあげ、その精確な読解を提示することを課題にしている。
晩年の宮沢賢治がデクノボーになりたいという考え(デクノボー理想思想)を持ったとする説があまりにも有名だが、これは誤読に基づく誤解であると論破している。著者は38年間、一貫して高校の国語の教員人生から得た、貴重な研究と自負しています。
宮沢賢治関係の研究者、論文執筆者のみならず、一般の人々もこの著作を通して宮沢賢治思想を正しく理解した上で、日本人の原点を見直して欲しい。