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このバランスシートの現預金は資本勘定からの余剰50と流動資産の調達余剰70の120で構成されており、何とも幸せな顔をしているのである。このような体系の企業には落とし穴がある。資本勘定の収益の劣化や売掛金のような流動資産の回収率が低下しているのに気がつかないという「ウデ蛙現象」の中にどっぷりとつかってしまい勝ちということだ。
企業は黒字がいいに決まっているが、最悪なのはトップが、黒字も赤字も見分けがつかないことだ。案外、赤字の方が解り易いこともある。それは問題点がはっきりしていて、そこさえ直せばいい。やっかいなのは、黒字でありながら、企業内に緊迫感がないこと。この時、トップはどう決断すればいいのだろう。私なら、先行的投資に踏み切り、自らも赤字のつもりでタガを引き締める。
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