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2007.10.30 「 『偽装』の根源は何か 」
「食の偽装」は連鎖が止まらない。内部告発によって次々と暴かれていくこれらの事件、経営トップの責任が厳しく問われている。白い恋人(札幌)、ミートホープ(札幌)、赤福(名古屋)、比内鶏(秋田)と、共通しているのは、長い間偽装や不正が公然と行われていたにも拘らず、暴かれるのが遅いということ。これは、同族会社経営という企業体制にも問題がある。
02年の雪印食品の偽装牛肉事件、50年も前に遡れば、森永乳業のコナミルク砒素混入事件、このミルクを飲まされた当時の乳児は、大人になっても言語機能に支障をきたしている人もいて、被害の全貌はうやむやになっているとか。同族会社に限らず、一般企業、官の組織でも内部告発がしづらい組織そのものに問題があるようだ。白い恋人から比内鶏にいたる事件では、食中毒などは報じられていない。不幸中の幸いというべきか。筆者は秋田の生まれだが、キリタンポ鍋は、比内鶏スープとしキリタンポそのものだけを買ってきて、名古屋コーチン等の肉、つまり比外鶏で間に合わせている。それでも味には大して変わりはない。もともと比内鶏は天然記念物で比内地鶏と呼ぼうと地元の業者の間で決まっていた。ブームに乗って会社経営をしようというのなら、廃鶏などを使わず、農業とタイアップし比内地鶏系地鶏を増やし、正しく堂々と勝負すべきだった。コストが高くなってもいい。一時損をしてでも、消費者は裏切らないという経営モラルを持ってほしかった。残念でならない。
それにしても、日本の社会では、悪を正すには、刺し違える覚悟と勇気がいる。オープンな社会組織でないところに何かが潜んでいる。
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