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2007.7.10 「 日本を世界的マネー津波が襲う。 」
2014年冬期オリンピックはロシアのソチに決まった。ソチ招致の先頭に立ったのはプーチン大統領。14年までの8年間で巨費を投じ、周辺を国際リゾート地として再開発するという国家プロジェクトを立ち上げた。当初は、知名度の低さ、計画が壮大すぎること、更には派手な招致活動への批判も加わって出遅れた。1回目の投票では平昌36、ソチ34、ザルツブルク25。それが終盤、ロシアが本気を見せ形勢が変わった。結果、決選ではソチ51、平昌47と逆転するに至った。
もともとソチは黒海に面した人口40万人の都市で、ソ連時代にも要人の別荘のあったところ。敗れた平昌陣営は「企業が国家と競い合っても勝負にならない」と音をあげたとか。今回の決定はロシアの国家の威信と、超大国としての自信を示す結果となった。
最近のロシア経済の鼻息は荒い。99年以降、ここ数年GDPの成長率は5~7%、国民所得も毎年10%前後の伸びを示している。80年代後半のペレストロイカから20年以上の歳月が流れたが、ゴルバチョフ元大統領の存在が歴史的にいかに偉大なものであったかを思い知らされる。エネルギー価格の高騰という追い風に乗って発展し続けるロシア経済に脅威すら感ずる。
今、ロシアでは長期的な経済発展計画のもと、さまざまなプロジェクトが展開されており、今までにかかった投資は1,200億ドルにものぼり、更にこの計画実現までには、この3~4倍もの投資を必要すると言われている。
現在、世界のマネーはオイルマネーが主力だが、ここに低金利のジャパンマネーが顔を出す。このマネーはやがてヘッジファンドに飲み込まれていく。日本の虎の子資産である個人マネーは、国内の社保庁のチョンボだけではなく、世界的マネー津波にさらわれようとしている。
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