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2007.7.3 「 人生は備えあれば憂いなしか。 」
企業会計原則に保守主義の原則がある。これは「企業の財政に不利な影響を及ぼす可能性がある場合には、これに備えて、健全な会計処理をしなければならない」というものだ。
経済社会は変転極まりないので、絶対大丈夫と思っていた得意先が急に倒産して不渡手形を出したとかで回収不能になるケースは日常茶飯事。回収不能になると結果的には資本の流出を招いてしまう。そこで企業の安全維持を図るために、引当金という会計処理を行う。企業には引当金だけでなく、様々なリスク保全の対応がある。例えば、そのキーマンに万一のことがあった時に保険金を導入しておくのも保守主義の考え方に合致する。企業の不良要素は、そればかりでない。上司の意見を無視して決断し物事を運ぼうとする自己過信型、上司の批判に明け暮れる 欲求不満型、さらには派閥形成自己PR型、言行不一致型の社員が跋扈するような社風は不良債権以上にこわいものがある。リスクマネージメントとはこの保守主義の原則をどう実践するかがポイントだが、企業は「人」によって成り立っているため、人間そのものの生き方によるところが大きい。
論語にも「君子に三戒あり」とある。一、血気の足らぬ青年時代は色欲を戒める。二、血気盛んな壮年時代は人と争うことを戒める。三、血気の衰えた老年時代は物欲を戒める。正に銘すべきか。
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